本と酒があれば、人生何とかやっていける

読んだ本の感想や気付きを中心に、雑感をつらつらと綴っていきます

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

〈本〉『池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾 分断か融合か』

【さすが池上彰】 これほど付箋を貼りまくった本はない 東京都立桜修館中等教育学校での講演がもとになっている。池上彰に「いい質問ですね」を連発させる生徒の皆さんが素晴らしい。中国という国の成り立ちを改めて学習するのに最適な一冊だった。 池上彰の…

タコおた

【タコに魅せられて】 タコおたの彼 あることが目的で聖地・八重洲ブックセンターを訪問した。さすが、聖地。お目当ての専門書が当たり前のように置いてあり、どれを購入すべきかの判断ができた。 今回は店内を回遊して読みたい本を拾うことはしなかったが、…

〈本〉『ジハードと死』

【宗教が根源にあるのではない】 妙に腹に落ちる 出口治明氏が、著書『哲学と宗教全史』に関連して紹介していたので興味を持った一冊。 ジハードと死 作者: オリヴィエロワ,Olivier Roy,辻由美 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2019/07/03 メディア: 単行本…

読みたい本をどのように拾うか

【資源が枯渇することのない永遠の漁場】 Instagramで バツイチの精神科医・榊、彼が担当することになった十七歳の少女・亜左美、そして臨床心理士の由起。三人の男女を中心に物語が進んでいく。それとは別に、ある疑惑を追い掛ける国立博物館の職員・江馬遥…

〈本〉『医者も驚いた! ざんねんな人体のしくみ』

【「へーっ」を繰り返させられた。】 懐が深い PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)というメルマガで本を拾っていることは以前に紹介したが、こちらの本もその一つ。出版社に関係なく(プレジデント社に限らず)紹介している。懐が深い。 allblue300…

これもまた、読書の楽しみ

【読むという行為以外でも楽しむことができる】 本の質を上げていく 日本経済新聞でこのような記事を見つけた。 「誤記や捏造・・・揺らぐ出版」 最終面「文化」欄の記事だ。刊行数の増加に伴い、きめ細かい編集ができなくなっているというもの。二つの書籍…

〈本〉『アレクサ vs シリ ボイスコンピューティングの未来』

【シリは腐ってもシリなのか】 現在とこれからの展望 表紙を飾る、四つのボイスコンピューティングの雄。この世界の覇者となるのは「誰」なのか。 Amazon AlexaGoogle AssistantApple SiriMicrosoft Cortana アレクサ vs シリ 作者: ジェイムズ・ブラホス 出…

見方が変わった

【食わず嫌いを反省】 一石を投じてくれた PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)というメルマガを購読している。その中で、元大阪府知事・大阪市長である橋下徹の有料メルマガの一部を紹介しているものがある。これのとある記事を見て、橋下徹に対す…

〈本〉『黒い賠償 賠償総額9兆円の渦中で逮捕された男』

【真に受けても良いと判断した】 二〇一一年四月二八日に福島原子力補償相談室が開設され、岩崎は賠償係となった。福島原子力補償相談室とは、原発事故の被害に関する書類の受付や相談の窓口である。 黒い賠償 作者: 高木瑞穂 出版社/メーカー: 彩図社 発売…