本と酒があれば、人生何とかやっていける

読んだ本の感想や気付きを中心に、雑感をつらつらと綴っていきます

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

久し振りに読み返してみた本

【これからも版を重ねていってほしい】 妖怪並み 本を読んでいると、ちょいちょいその姿を現わす本がある。中野千枝『タテ社会の人間関係』だ。先日も『日本の天井』を読んで「また出た!」と思わされた。 allblue300.hatenablog.com 私が『タテ社会の人間関…

〈本〉『日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち』

【差別と捉えるか、区別と考えるか】 開拓者たちの物語 ヒラリー・クリントンがドナルド・トランプに敗北した時、しきりと繰り返された言葉があった。ガラスの天井だ。 日本にはガラスの、いや鉄か鉛でできていた天井があった。出ること、伸びること、知るこ…

〈本〉『フードバンク 世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策』

【そもそもの議論が置き去りにされていないか?】 まず出だしで引っ掛かった 1967年にアメリカのアリゾナ州で誕生したフードバンク。世界初のフードバンク「セント・メアリーズ・フードバンク」は、1975年に政府から補助金を受けてアメリカ全土にフードバン…

台風がぶっ飛ばしたもの

【いつかなりたい、訪ねてみたい】 おのれ、台風め 久し振りに(本当に久し振りに)幹事も務める読書会に参加するはずだったのに、台風が移動手段をことごとく破壊して、読書会をぶっ飛ばしてしまった... おのれ、台風め。 モンテレッジォ 小さな村の旅する…

寂しいけどこれ現実なのよね

【腹に落ちずとも得られるものはある】 腹に落ちない しばしば味わいたくはないものの、生きていれば腹に落ちないこともある。それにしてもこの見事な腹に落ちない感覚をどう捉えるべきだろうか。貴重なものだと考えるべきなのだほう。自分が生きている現実…

〈本〉『決断の法則 人はどのようにして意思決定するのか?』

【ブーメランのように戻ってきた】 まさにODAだ 『OODA LOOP』で紹介されていた一冊。 決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか? (トッパンのビジネス経営書シリーズ) 作者: ゲーリークライン,Gary Klein,佐藤洋一 出版社/メーカー: トッパン 発売日:…